杏奈ちゃん。

あなたの「人間が地雷をすてる日を読んで」を読みました。

これは、東京都のコンクールで賞をとったのですか。最優秀賞の作品を読んだような気がしました。全国大会に応募しても「受賞」はまちがいないと思います。

柳瀬房子さんのこの本を、私はまだ読んでいないのですが、何が書いてあるか、どこがすばらしいのか、人はこの本から何を学ぶのか、これらのことがあなたの作品を読んで全部分かりました。

あなたは、人に投げかける言葉がうまい。

自分の心の中を表現するのがうまい。

これは小学六年生の時の作品なんでしょう。「六年生」「中学生になったら」とありますから。

小学生とは思えないくらい、「本」がよく分析されていて、考えを述べる文章の構成がみごとです。思わず両腕を胸の前で組んで、「う〜ん」とうなりました。

いいな、と思ったところをあげます。

 「地雷ってなんだろう。」と思って読むことにしました。

 ところで、みなさんは“地雷”って何だか知っていますか?

 地雷の歴史を知り私は、怖さを感じました。地雷は休みなく人間の命をねらい続けていたのです。

 私達の学年にあてはめてみると、二日で六年生全員が死亡するという計算になります。

 「地雷ではなく、花をください」なんといい言葉でしょう。

 死者が増えていく事に、悲しみを感じます。希望や夢を持っていた人たちの事を思うと、戦争のむごさが身にしみてきます。

これらは、すべてあなたの言葉ですよね。特に、六年生の数に引き寄せて地雷の怖さを人に知らせる方法は、説得力があります。

杏奈ちゃん。

あなたは、人が好き、生きていることが好き、地球が好き、みんな大好き、そんな人のようですね。

「学年だより」の1年F組「中学生になって」を読んでそう思いました。

考える方向がいい、向ける視線がいい。

おそらく、人はあなたを支持し、あなたは人から信頼される。

そのような人が、あなた自身なのだろうと思います。

広島に住むおじさんより。


 糟谷杏奈は、糟谷超子さんの長女。現在中学一年生。
 糟谷超子さんは、羅志翁さんと周明さんの三女の羅超さんのこと。杏奈さんと航くんの母。
 羅超さんの姉、羅申さんと、夫君楊安民さんが、2008年5月6日から5月末まで、訪日。
 京都で、お会いした際、羅申さんが杏奈ちゃんの作文を持参。読んで、その確かな考え方と豊かな表現に感心。